満寿泉 貴醸酒

 第322回目。
 「満寿泉 貴醸酒」――富山県の酒です。
 仕込み水の代わりに清酒で仕込んだ酒になります。
 値段は500mlで2,100円……少々割高にも思えますが、貴醸酒としてはそれほど高くない感じでしょうか?
 とりあえず濃くて甘い酒がお好きな方には本気でお勧めです!
 ……私も余りに飲みやすかったので、危うく初日に飲みきってしまうところでした(笑)
 ちょっと変わった瓶の形やラベル代わりの木札もオシャレ?

 もし次に買ったらアイスクリームにかけて食べるのにも挑戦してみたいですねー
 ……酒店推奨の味わい方だったのに、今まですっかり忘れてました(泣)

(飲み始め:2010年02月01日)

 濃い甘い香り。しかし濃さの中にもどこかスッキリとした印象が。
 アイスワインを思わせる香り?若干フルーティというか……

 んー、甘い!
 甘いけど飲み口は非常に軽快。
 舌触りはトロリとしながらも、スルリと捌ける印象。
 柔らかいなぁ……
 含み香はシロップや若干蜂蜜風?
 甘味に続く酸味も柔らかく――何というか上品な印象?
 うん、旨いです!
 かなり飲みやすいので飲み過ぎ注意!

 食べ物と合わせるなら甘い食べ物と。
 普通の物には甘味が強く干渉します。

 この甘さと飲みやすさは、恐らく子供でもスルスルと飲めてしまうぐらいだと思います!
 ……あ、もちろん飲ませちゃ駄目なんですけども(笑)
 ううむ、危険な酒です……

データ――
 原材料名 米、米麹、清酒
 アルコール分 15度以上16度未満
 製造年月 21.9
 (株)桝田酒造店


2010年02月02日追記――
 甘い香り。バナナに……カフェオレ風?

 甘味がかなり増加。かなり甘い!
 アルコールの風味も増加。濃厚な甘味がガツンと!
 キリッとした酸味では抑えきれないぐらいの甘味です。
 これはこれで楽しいですし、個人的には好きなのですが、初日よりも結構人を選ぶと思いますねー


2010年02月03日追記――
 甘い香り。……バナナケーキ?

 アルコールの味わいが微増。
 ガツンと来る甘味。
 やはりかなり甘いのですが、前回追記時よりも酸味とアルコールの味わいが良い感じに影響を与えている気がします。バランスが向上?


2010年02月05日追記――
 さらに甘い香りが強く?グリセリンっぽい香りも?

 アルコールの風味が増加し、アルコール由来の苦味も出現。
 甘味は相対的に減少気味。うん、悪くない……


2010年02月07日追記――
 アルコールの香りが増加し、甘い香りは若干減少したような?

 おお……やっぱり甘味は強いものの、以前よりもさらに控え目な印象になりました。
 酸味やアルコール由来の苦味などとの兼ね合いで、微妙にアンズ酒やライチ酒など果実酒のような趣も。
 開栓二日目の強烈な甘味も面白かったですが、今日の味わいも悪くないですね!

 個人的には開栓当日が一押しですが、逆に少し時間を空けたぐらいの味わいもお勧めですよ〜


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篠峯 どぶろく

 番外編になります。
 「篠峯 どぶろく」――奈良県の酒です。
 以前飲んだ物(その1その2)に続いて、今期3回目の奈良県産濁酒ですねー
 そして以前の物が「水もと仕込み」という特殊な製法で造られているのに対し、この酒は現在の製法で造られている物――つまりある意味では「搾っていないだけ清酒」と言えます。
 しかし「『搾らない事』で米と米麹のお酒として清酒とは違った美味しさを追求していけると確信しています」と言う蔵元の言葉と、「2009年春に「濁酒」販売のための免許を取得」した事を鑑みれば、今後の造りにおいてさらなる飛躍が望めるのではないでしょうか?
 ……って、え?これが初めての造り?……いや、販売していないだけで今までも造ってはいたのかな?
 まあ何にせよ、この独特の味わいがさらに進化するのは確実!
 来年も楽しみです!……って気が早過ぎますね(笑)

(飲み始め:2010年01月30日)

 わずかに蓋をひねると、ジワジワと液面が上昇。
 ……そしてまたいつも通り、完全に蓋ギリギリまで上がりきりました。
 これはまた千枚通しで開けるしかないのでしょうか?
 いやしかし、上昇の仕方がゆっくりだったことを考えれば無理をする必要もない?
 よし、様子を見つつジワジワと――
 30分経過――
 もう無理!(笑)

 結構吹き出したなぁ……写真だとそうでも無さそうですが(笑)
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 とりあえず足や服にも酒が少しかかりました……

 さて、飲んでみます。
 酒の表面に泡の膜が……
 香りは甘い酒に……若干茶碗蒸し風?
 旨味を感じさせる香り。

 おお!ドロッドロだ!
 舌触りはムース?……あ、これは噴いた酒を猪口で受け止めて空気が入っただけかな?

 では本格的に開栓をば――
 わ!まだガスが抜けきってなかった!
 ……久々に大惨事でした(笑) ブシューって。
 多分最初から千枚通し使っていれば平気だったんでしょうねー……完全に判断ミスだ……

 む、舌触りは先ほどと余り変わらず!ムースだ!
 うん、若干固形物が増えたぐらいですねー

 味はまさに「旨味たっぷり」!
 ガツンと来る旨味、そのすぐ後には甘味と酸味、そしてスッキリ軽快な苦味。
 苦味と炭酸の効果でわずかにビールっぽさもありますが、それよりもムースのような食感の自己主張が強く、かなり独特な飲み口になっています。
 微妙にスープっぽい?

 なので温めてみます――
 酸味がシャッキリ、旨味がまろやかに。
 ……多分塩味を足したらさらにスープっぽくなりますね(笑)
 何だろう……謎ポタージュスープ?

 食べ物と合わせるなら味の濃い物と。
 物によっては苦味や甘味が干渉。

 なかなかに良い酒ですね〜
 うん、この独特さが凄く良いです!

データ――
 原材料名 米、米麹
 精米歩合 70%
 アルコール分 16度以上17度未満
 日本酒度 -10程度
 製造年月 21.11.
 千代酒造(株)


2010年01月31日追記――
 旨味を感じさせる香りに、米と若干ヨーグルト系の香り。

 炭酸がほぼ抜けて、口当たりは冷たいお粥風に。
 若干甘味が増加。
 旨味に甘味、超微炭酸由来の酸味。
 苦味は落ち着いて柔らかくなった印象。
 旨味たっぷり!
 まったりと飲めますね〜


2010年02月01日追記――
 なかなか強固な混ざり方なので、上澄みだけでは飲めそうにありませんね……少々残念。
 若干香りは穏やかに。
 米にヨーグルトを思わせる香り。

 炭酸がほぼ消滅し、酸味が減少。
 少々苦味が強くなり、口当たりも若干粉っぽくなってきたものの、まだまだ悪くない印象。
 穏やかな味わいです。


2010年02月03日追記――
 香りは余り変わらず。

 お、味わいもほとんど変わらず。
 口当たりも悪くなってないので、結構良い感じです。
 まったり。


2010年02月05日追記――
 香りは余り変わらず。

 旨味が増加、苦味も若干増。
 たっぷりの旨味とそれをキリッと引き締める酸味、そこに絡みつく苦味。
 舌触りの粉っぽさが進行し、若干クセも増しているものの、大まかな味わいは変わっておらず、まったりと飲める印象です。
 む、ただにごり部分は苦味や渋味などの雑味が強くなってきてますね……悪くないですが、早めに飲んだ方が良さそうです。炭酸も初日にほぼ消えてしまいますし。

 非常に独特で面白い酒でした!
 あのムースのような食感は搾っていないから出せる感じでしょうか?
 こういう酒も良いですね〜


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鳳凰美田 しぼりたて新酒 吟醸無濾過かすみ生

 第321回目。
 「鳳凰美田 しぼりたて新酒 吟醸無濾過かすみ生」――栃木県の酒です。
 華やかな酒、鳳凰美田の新酒になります。
 飲み終わった後の瓶を水洗いする際にも、フワリと漂うパイナップルを思わせる香り……この香りを嗅いだだけでは日本酒だと分からない方も多々いらっしゃるのではないでしょうか?
 しかし香りだけの酒という訳ではなく、新酒らしいフレッシュさもまた良い感じでした。
 本文をどうぞ〜

(飲み始め:2010年01月28日)

 涼しげな香り。パイナップルを思わせる甘い香り。

 お、スッキリとした口当たりから始まって、ジューシーでフレッシュな甘味と旨味、酸味がジワーッと口内に広がります。
 酸味とスッキリとしたアルコールの風味も、良い感じに輪郭を引き締めている印象。
 うん、良い味わいです!

 食べ物と合わせるなら甘味の強い物と。
 ただ単独で飲んだ方が旨いかな?

 燗――
 酸味が立ち上がってなかなか面白いです。
 ただアルコール感も結構強くなるので、無理に温めるほどではなさそうです。

データ――
 原材料 米、米麹、醸造用アルコール
 使用米 富山県砺波産五百万石十割
 精米歩合 55%
 アルコール分 16%以上〜17%未満
 製造年月 平成21年11月
 小林酒造(株)


2010年01月29日追記――
 香りは米にアルコールと、パインジュース?

 アルコールの味わいが増加。
 そして全体的に濃い印象に。反面フレッシュさは減少。
 まったりとした味わいです。
 初日とは少々違う印象ですが、なかなかに良い感じですねー


2010年01月30日追記――
 遠くで嗅ぐとパインキャンディ。
 近くで嗅ぐと追加で米にアルコール。

 旨味と甘味が増加。
 さらにまったりとした味わいに。
 フレッシュさはほとんど消滅しましたが、柔らかい印象で結構良い感じです。
 うん、アリだな!


2010年02月01日追記――
 酸味を感じさせる香りが強く。

 アルコール感が増加。旨味はさらに濃く。
 渋味やアルコール由来の苦味が強くなり、少々バランスは悪く。
 ただ大きくは崩れておらず、まったりと飲める印象。


2010年02月03日追記――
 アルコールの香りが増加。

 前回追記時の変化がそのまま進行した印象。
 アルコール感がピリピリ、エグみが増加、クセも結構強く。
 これは開栓後二、三日で飲みきるべきですね〜
 ただ、初日の感じがお好きな方は初日に飲みきってしまっても良いかもしれません。
 華やかでフレッシュ……アリですね!


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彩衣(あやごろも) 妙高山 特別純米酒

 第320回目。
 「彩衣(あやごろも) 妙高山 特別純米酒」――新潟県の酒です。
 以前飲んだ金賞受賞酒に続いて2回目の妙高山になります。
 前回の酒は旨くて当然ですが(!?)、今回の酒も非常に良い味わいでした……
 ちなみにこの可愛らしいラベルは、公式サイトによると『テディベア世界三大コンテストの1つ「TEDDY BEAR TOTAL」(ドイツ開催)最高賞ゴールデンジョージ受賞作品 吉川照美:作(新潟県上越市出身)』とのコラボレーションとのことです。
 非常に和みますね……そして私が衝動買いしたのもご理解いただけると思います(笑)
 ……本文をどうぞ〜

(飲み始め:2010年01月25日)

 熟したバナナの香りに酒の甘い香り。良い香りだなー

 優しい味わいです……
 柔らかくふっくらとした甘味と酸味がフワーッと。
 含み香もバナナ系。
 香りと味の組み合わせで、完熟バナナリキュールの様なイメージも。
 ただこのふっくらとした米の旨味は紛れもなく日本酒。
 ああ、この酒旨いな……
 ラベルの可愛らしさに惹かれて購入しましたが(!?)、これは嬉しい誤算!
 ……勝手に話題重視で中身の弱い酒だと思い込んでました。反省せねば……

 食べ物との相性は味の薄い物には甘味が干渉するものの、他には概ね良し!
 うん、良い感じです。

 燗――
 アルコールの風味は強くなるものの、全体的に味が濃くなってなかなかに良い感じ。
 旨味がとくに増加。
 意外と良いバランス。これはこれで!

 うん、やっぱり見た目にこだわるなら、中身にもこれぐらいインパクトがあると良いですよね〜
 お、今公式サイトで確認したのですが、この度数でも原酒なんですね。これまた好印象!
 値段は500mlで980円とコストパフォーマンスもなかなかの物。
 日本酒がちょっと苦手な方でもこの酒なら気に入ると思います。
 ちょっとしたおみやげとしても良さそうですし、普段日本酒を飲まない方などにも是非!

データ――
 原材料名 米、米こうじ
 精米歩合 60%
 アルコール分 13度以上14度未満
 製造年月 09.07.
 出荷年月 09.10.
 妙高酒造(株)


2010年01月26日追記――
 バナナ系の香りに砂糖菓子を思わせる甘い香りも。

 全体的に味が濃く。
 しっかりとしながらも柔らかい甘味、酸味、旨味がジワリと。
 うん、旨いです!


2010年01月27日追記――
 濃い甘い香りに若干のエステル香。

 アルコールの味わいが増加。
 濃い味わいながらもどこかスッキリと。
 良い味わいですね〜


2010年01月29日追記――
 バナナケーキを思わせる香り。

 旨味が増加。甘味は若干減少?
 旨味と甘味、続く酸味。
 まったり。


2010年01月31日追記――
 甘い酒の香り。
 フルーツ系の香りは大幅減。

 大まかな味の構成は前回と変わっておらず、そしてまだ崩れたような印象もありませんが、アルコールの味わいが増加し、いわゆる酒らしい味わいが出現。
 これはもっと長期間置くと特徴が消えてしまうかも知れませんね。
 そして今回の印象も悪くは無いものの早めに飲んだ方が旨い感じです。
 開栓後二、三日以内……いや、量も500mlと少なめなので、初日で飲みきってしまっても良いと思います。そこはお好みで。

 良い酒でした!
 初日にも書きましたが、ちょっとしたおみやげにも良いと思いますよ〜

 そして近い内に別ブランドの「越乃雪月花」も絶対に飲んでみなければ……


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日本響 純米吟醸

 第319回目。
 「日本響 純米吟醸」――山形県の酒です。
 今回の酒を造る小嶋総本店は、1597年創業で米沢藩上杉家の御用酒屋だったそうです。
 で、この日本響と言う銘柄ですが、会社サイト上の商品説明によると「弊社の創業400年を記念し、平成8年に戦前使っていた銘柄『日本響』を復活させた酒。」とのこと。
 しかも第3回インターナショナル・サケ・チャレンジ2009でゴールドメダルを受賞した酒だったりします。
 ……何と言うか受賞品や記念品に弱い私としては手を出さずにはいられない感じですね(笑)
 まあ、それはともかくとして、酒のラベルには「上杉藩の軍旗の商標使用」が特別に認められているそうなので、上杉家がお好きな方にもお勧め、かも?
 ……本文をどうぞ!

(飲み始め:2010年01月23日)

 穏やかなアンズを思わせる甘い香り。

 穏やかで綺麗な味わい。
 柔らかい甘味と酸味、旨味がジワーッと、それでいて軽やかに口の隅々まで染み渡ります。
 これは落ち着くなー
 うん、旨いです!
 飲みやすいのでグイグイいけますね〜

 お、飲んでいる内にさらに旨味がジワリと。
 若干の苦味も出現しましたが、これまた良いアクセントになっています。
 染み入るなぁ……

 食べ物との相性も良い感じ。
 結構甘味が立つものの、不思議と合う印象です。
 ううむ、良い感じ!

 燗――
 少々アルコール感と酸味が増加し、若干ピリピリ。
 ただ結構面白い味わい。
 変化球的にはアリかな?

データ――
 原材料 米、米こうじ
 精米歩合 四拾八%
 酒精分 拾六度〜拾七度
 製造年月 09.12.
 (株)小嶋総本店


2010年01月24日追記――
 酸味を感じさせる香りが増加。アンズジャムっぽさも?

 穏やかです……
 旨味が増加、アルコールの味わいも若干増。
 全体的に味が濃くなったためか、綺麗さは微妙に減少?
 しかし大まかには変わらず。
 良い味わいです。

 食べ物との相性はさらに向上!
 甘味が減ったためか(?)、さらに甘味が食べ物を邪魔しません。
 旨いですね〜


2010年01月25日追記――
 アルコールの香りが増加。若干スッキリ。

 味わいが全体的に濃く。
 旨味が増加。まったりとして良い味わい。


2010年01月27日追記――
 香りはそれほど変わらず。若干弱く?

 アルコールの風味が増加。
 口当たりには若干アルコールのピリピリ感と引っかかる感触が出現。


2010年01月29日追記――
 香りはアルコールに干しアンズ。

 アルコール感が結構強く、少々尖った味わいに。
 アルコールの後ろから酸味、旨味、甘味、そしてアルコール由来の苦味、後口には若干渋味。
 ううむ、結構辛い印象がありますね。かなり酒質が変化しました。
 この味がお好きな方もいらっしゃると思いますが、私は少々苦手です……
 開栓二日目ぐらいまでは非常に好きな味わいだったのですが。
 ……個人的にはなるべく早く飲むことを推奨いたします!
 酒質の変化はともかく、良い酒ですよ〜


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このブログについて
開栓後の味や香りの変化にも注目した日本酒ブログです。
ただし感想はあくまでも主観的な物なのでご理解の程を。
「旨ければ何でも良し」が基本方針です。

※記事に関係の無いコメント等は削除する可能性があります。ご了承ください。
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※(●を@に置き換えてください。)
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kutata

Author:kutata
日本酒大好き。
評価の高い酒を見ると、思わず飛びついてしまう習性有り。
酒はある種の芸術品だと思っています。