神亀 手造り純米酒 (2011年12月分)

 第638回目。
 「神亀 手造り純米酒 (2011年12月分)」――埼玉県の酒です。
 久々の神亀、というには夏に生酒を飲んでいるので当たりませんが、この酒自体には約五年ぶりの再挑戦になります。
 ……あー、あの当時の感想を読むと、こう、なんと言うか色々と、去来するものが(笑)

 まあ余計な話はともかくとして、結構雑な感じで燗つけしても全く問題の無い酒質なので、お手軽に燗が楽しめる酒です。
 どれくらい雑でも良いかと言えば、適当な器に酒を注いで、適当にレンジで加熱しても良いぐらい?
 個人的にお勧めなのは、電気ポットなどから移したお湯に徳利ごと突っ込んでしばらく放置、ですねー
 温度管理とかも適当でオーケーです。ちょっと熱めぐらいが良いかも。
 ……と言うわけで(?)、本文をどうぞ!

(飲み始め:2012年11月25日)

 んー、ズッシリとした香りです。
 たっぷりの熟成香に、米と酒の香り。

 ミネラル感たっぷり!
 腰のある酸味と丸みを帯びた旨味もそこに続きます。
 そして含み香にもたっぷりの熟成香。
 少々硬い感じのある酒質なことに加え、独特のクセがあるので、結構人を選びそうな感じです。
 私も酒を飲み慣れない内に出会っていたら多分苦手だったのではないでしょうか?
 (追記:過去の感想を見るにどうやら余り得意ではなかったようです(笑))

 燗――
 あー、やっぱり良いですね~
 ミネラル感は残りながらも、滑らかな口当たりに。
 酸味と旨味は角が取れた状態で、若干の甘味と共に立ち上がり、口内をたっぷりと満たします。
 若干のピリッとした刺激感も良いアクセント。
 冷やした状態で尖っていた部分は全て姿を変えました。優しい飲み口です……
 ぐいぐいイケます。

 食べ物との相性も良し!
 何にでも合わせられそうな予感。
 冷えた状態と温めた状態、どちらとも合います。
 食が進むな~

データ――
 原材料名 米、米麹
 精米歩合 60%
 アルコール分 15%以上16%未満
 製造年月 11.12.
 神亀酒造(株)


2012年11月26日追記――
 香りは少しだけ軽快に?

 やはり冷えた状態だと少々硬い印象。
 初日よりも旨味が若干増えました。

 燗――
 旨味が若干ハッキリと。
 若干香ばしい香りが強く。
 全体的に若干味が増えた感じですが、柔らかくて良いですね……
 初日もそうでしたが、燗つけの温度は高めがお勧めかも。キリッとした輪郭が良い感じです。


2012年11月27日追記――
 ハッキリとした熟成香はそのままで、やはり若干軽快な印象に。

 お、甘味と旨味が若干増えてきました。
 ミネラル感も丸く柔らかく。
 む、温めずに飲む場合でも、冷蔵庫から出してしばらく置いた方が良さそうです。
 さらに柔らかさアップ!

 燗――
 あー、暖まるなぁ……
 うん、冷えた状態で増えた味わいもさらに良い感じで立ち上がってます。
 口当たりの綺麗さは初日の方が上でしたが、総合的に見ると味が乗ってより旨くなった気がします。


2012年11月29日追記――
 全体的に香りは余り変わらず。
 香りも冷えた状態よりも、冷蔵庫から出してしばらく放置した方が柔らかくなりますねー

 酸味と刺激感が若干増加。
 悪くない……

 燗――
 む、若干アルコール感が強くなってきました。
 口当たりも少々ピリッと。
 ……む、いや、温度を上げたら結構落ち着いた感じに変化しました。
 どうやらぬる燗を狙って中途半端になるのが良くないみたいです。ご注意を。


2012年12月01日追記――
 穏やかな香り。
 飲む一時間前ぐらいには冷蔵庫からだしておくと良いかも。
 ……まあ最初から温めてしまえば問題無しですが(笑)

 ピリッとした刺激感がさらに若干増。
 ただ初日の硬さや尖った感じは鳴りを潜め、だいぶ穏やかな飲み口になりました。
 穏やかな旨味と酸味、後口には若干渋味。
 うん、良いバランスです。

 燗――
 全体的に味が多くなりますが、まとまりが良いですねー
 やっぱり温度高めが特に良し!
 旨い!

 開栓後に時間を置けば置いただけ味が乗って旨くなっていく気がします。素晴らしい……
 ただ開栓後早くに崩れてしまうような繊細な酒質の酒とは元々の設計図自体が違うので、どちらが優れていると言う話ではありません。その辺りはご注意ください。
 やはり日本酒の魅力はこういう多様性にありますよね……
 今度はもっと高グレードの物にも挑戦してみなければ……いつか飲むぞ!


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tag : 純米 神亀酒造

神亀 甘口純米酒 上槽中汲 仕込第39号 生

 第593回目。
 「神亀 甘口純米酒 上槽中汲 仕込第39号 生」――埼玉県の酒です。
 純米酒で有名な銘柄ですねー
 以前は35歳になるまでは飲むな的なことが、もう少し柔らかい言葉で書かれたタグが瓶にかかっていた気もしますが、止めたのかたまたまか今回はかかっていませんでした。
 ……まあまだ35歳にはなってないので、そんな物無いに越したことはないのですが(笑)
 それでは本文をどうぞ!

(飲み始め:2012年07月08日)

 若干ズシッとした感じのある甘い香りとアルコールの香り。
 穀物っぽさも若干。

 うん、香りと同様に若干ズシッとした感じのある酒質です。
 たっぷり旨味と甘味が乗ってますね~、力強さのあるアルコールの風味と共に口内をグググッと駆け巡ります。
 濃厚です!
 結構重たくなりそうな所をアルコールの風味と刺激感、軽快さのある酸味がギリギリで押し留めている感じでしょうか?
 含み香は……若干芋?
 

 食べ物とはほとんど合わず。
 合わせるなら濃厚な甘い物ですが、無理に合わせなくても良いと思います。
 単独で飲むべきですねー

 なるほど、神亀酒造はこういう方向性の酒も造るのか……いわゆる流行りの酒質とは全く違いますが、これもまたアリですね。
 ただ食中酒ではなかったのが意外かも。変化はどんな感じでしょう?

データ――
 原材料名 米、米麹
 精米歩合 不明
 アルコール分 18%~18.9%
 日本酒度 -2
 製造年月 12.2.
 神亀酒造(株)


2012年07月09日追記――
 アルコールの香りが若干増加。

 アルコールの風味と刺激感が増え、若干キリッとした雰囲気が出現。
 甘味は若干減少しつつも未だ濃いですが、重量感は減った気がします。
 他には苦味も若干増加。少しだけ飲みやすさもアップ?

 食べ物との相性は若干改善。
 ほとんど合わなかった状態から、結構無難な感じに合わせられるように。


2012年07月10日追記――
 アルコールの香りと旨味を感じさせる香りが若干増加。

 前回の変化が進み、さらにキリッとした感じが強く。
 だんだん飲み口が軽快になってきました。
 この感じもなかなか……

 お、食べ物とさらに合うようになった気がします。


2012年07月12日追記――
 アルコールの香りが少しだけ尖ってきたような?

 む、ピリピリとした感じはさらに強くなったものの、前回よりも甘味が増している気がします。
 少々酒質は尖ってきましたが、これはこれで。


2012年07月14日追記――
 ズシッとした香り。
 アルコールに旨味を感じさせる香り。

 お、香りには若干重たさを感じましたが、大まかな味わい的に前回からそれほど変化していません。
 たっぷりの旨味とそれに続く甘味を、グッと引き締める酸味とピリッとしたアルコールの刺激感。
 含み香は、やっぱり若干芋?
 苦味や渋味なども結構増えていますが、やはり元の味が強いとあまり目立ちませんねー
 うん、悪くない……

 開栓初日と二日目で意外と印象が変わるので、初日の味わいがかなり気に入ったのであれば、なるべくその日の内に飲んだ方が良いと思います。
 ただ、以降の変化は緩やかなため、初日の味わいにそれほどこだわらなければ急いで飲む必要はないかも。

 結構独特の味わいなので、好みに合わない方もいらっしゃるでしょうが、こういう独自路線を貫く酒蔵があるというのが重要ですよね。
 私はやはり日本酒の魅力はその多様性にあると考えますので。
 ただ720mlで約2,300円と少々お高いのはネックかも?

 ちなみにかなり昔に飲んだきりだったレギュラー商品も既に購入済みだったりします。
 そちらも現在の感覚で飲んだらどう感じるか……自分でも今からちょっと楽しみです(笑)


1857437118_153.jpg tag : 純米 神亀酒造

ひこ孫 純米

 第22回目。
 純米好きには信頼のブランド、神亀第2弾です。
 飲んだ感じは第1弾「神亀 手造り純米酒」よりも酸味が強い印象でした。
 どちらが好きかは個人の好みですねー

 そしてこの酒に関しては後悔が一つ。
 一週間以上置いたらもっと酒質が良くなったのではないか、と言うことです。
 やはり柔軟にいかなければ……
 この会社の酒はまた買いますので、その時は後悔しないようにしようと思います。

(飲み始め:2008年04月20日)

 本日は埼玉県の酒です。
 「ひこ孫 純米」
 以前飲んだ「神亀 手造り純米酒」と同じ酒造会社の物となります。

 さて――
 酒と米の香り。シンプルで良い香りです。
 酸味や米の旨味が強く、後口にはほのかな苦味と、複雑な様相を見せてくれます。
 派手さは無いですがなかなか旨いです。

 常温では、冷酒と比べて全ての要素が強くなり少々重めに。
 ぬる燗では、米の香りが強くなりつつも、全体的に少しすっきり。
 熱燗では、酸味を強く感じますが、キリッとした酸味の奥に甘味が顔を出しておりなかなかバランスが良いです。……いや、酸味が少々強すぎるかな?
 そして燗冷まし。熱燗から少し酸味を引いて全体を丸くした印象で結構旨い!
 熱々にしてから少し置くぐらいが非常に良いですね~

 次は、食べ物と合わせてみました。
 ホワイトソース系の洋風の食べ物と良く合います。少々渋味が立ちますが問題無し!
 今度は和風の食べ物とも合わせてみたいところです。

データ――
 原料米 阿波・山田錦
 精米歩合 55%
 原材料名 米、米麹
 アルコール分 15度以上16度未満
 製造年月 07.9
 神亀酒造(株)


2008年04月22日追記――
 これが酒だ!と主張するかのような、直球の日本酒。
 先日よりも全体的に濃くなった印象で、口に含むとムワッと香ります。
 もしかしたら苦手な人は苦手かもしれません。

 お燗――
 熱燗だと最初は揮発したアルコールの刺激が強いですが、次第に落ち着いてきます。
 おお!このバランスは素晴らしい!
 先日は酸味が少々立ち過ぎていましたが、今日はきれいにまとまっていますね!
 熱燗でも燗冷ましでも非常に旨い!フワッときてスッと消えていく、と言うか……

 そして何よりも食べ物との相性も抜群!
 和食でも甘い物でも何でもござれ!って感じです。
 凄く良くなったな~


2008年04月25日追記――
 重たい!
 ずっしりとクセのある含み香。

 燗――ん?含み香が消えない、そしてどこかクドい?
 少々古い酒独特の香りが出てきたような気も……
 老ね香ってほどではないので、飲んでいる内にそれほど気にならなくはなりましたけど。
 うーん、開栓後余り日数を置かずに飲むべき酒なのかな?
 ちょっと勿体無いことをした気が……

 ――
 次は何を買うかな~


782115635_109.jpg tag : 純米 神亀酒造

神亀 手造り純米酒

 第5回目はこの酒です。
 純米酒が大好きな人たち(特に故上原浩さんを信奉している人たち)の中では、ある意味最強クラスの人気と知名度を誇っている酒ですね。
 非常に和む、と言うかホッとする酒です。
 私もこの酒のおかげで燗の良さに気づくことができました。

 そして、この酒がきっかけで、良さげな酒燗器が無いかと某電気屋や某百貨店を探し回ることに……ただ、なかなかピンとくる物には巡り会えず、ネットで色々とお勧めを探している内に興味はお手頃価格の金属製徳利に移行――
 まあ、酒器のことはいつか書くとして、神亀の話に参りましょう~

(飲み始め:2008年02月09日)

 埼玉の酒蔵のお酒です。
 「神亀 手造り純米酒」

 これでもか!といった具合に強烈な酒と米の香り。
 少々雑な印象ですが不思議と嫌な感じはありません。
 濃いです……口の中でムワッと香るような。
 複雑な甘味に続き、酸味、渋味が怒涛のように押し寄せます。
 好き嫌いがはっきりと別れそうな味わいですね。日本酒が苦手な人には少々つらいかもしれません。

 次いでお燗を――
 ……?……なんだこれ?香りがまるで違う……
 雑だった香りが消え、すっきりと一本筋の通った綺麗な酒の香りに……
 味もそうです……なんという旨さ……
 トロリとした酒質。甘味や酸味、旨味が高レベルで調和しています。
 そして燗酒につきもののアルコール臭さは感じられず、ひたすらに温かさが心地良い……
 燗酒ってこんなに旨かったんだ……新たな境地が開けた感じです……
 まさかここまで変わるとは……
 日本酒らしい日本酒でここまで旨い酒は初めてですよ……この酒を飲んだら他の酒が飲めなくなる、という人がいるのも頷けるぐらい旨いです……まあそれは、単なる視野狭窄な気がしないでもないですが(笑)

 ……他人の話はともかくとして。
 コストパフォーマンスも非常に高いこの酒――再度購入決定です!
 いやー、寒い日に鍋をつつきながらお燗したこの酒をチビチビと……
 至福の一時ですね……

データ――
 原材料名 米、米麹
 アルコール分 15度~15.9度
 原料米 山田錦、五百万石、美山錦
 精米歩合 60%
 製造年月 07.9
 神亀酒造(株)


2008年02月14日追記――
 冷酒の状態では酒臭さが目立つ。
 ……ただ、燗した時の旨さは素晴らしい。これは変わらないですね。
 あー和む……あー旨い……
 甘い物にも余裕で合うなー
 この会社の酒は他にも色々と味わわねばなりませんねー


709947529_111.jpg tag : 純米 神亀酒造
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このブログについて
開栓後の味や香りの変化にも注目した日本酒ブログです。
ただし感想はあくまでも主観的な物なのでご理解の程を。
「旨い酒から変わった酒まで、全ては興味の赴くままに?」

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Author:kutata
日本酒大好き。
評価の高い酒を見ると、思わず飛びついてしまう習性有り。
酒はある種の芸術品だと思っています。


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