第646回目。
「仙禽 雪だるま(どぶろく)」――栃木県の酒です。
名前に「どぶろく」と入っていますが、分類は清酒になります。
そして今回の酒は、
約1年前に飲んだ酒から名前の変わった物、なのかな?……多分。
……ちなみに当時も店によっては今回の名前で売られていたりしたようなので、イマイチ私には何が正しいのか分かっておりません。すみません……
……まあ何にせよ、原材料として使われている糖類が「和三盆」であるという変わり種の酒なので、興味のある方は是非チェックをば!
前回飲んだ際には和三盆が使われているのを知らなかったと言うのも若干あるかも知れませんが、今年の物は当時の物よりも着実に旨くなっているように感じました。……来年も楽しみです。
では本文をどうぞー
(飲み始め:2012年12月20日)
まずは上澄み。
アルコールの香りに、バナナケーキ風の香りがわずかに。
む?……独特です!
キリリとした(?)甘味がメインで、それが口内をグルグル巡ります。
アルコールの風味もキリッと。
そしてプチプチとした炭酸とその酸味、若干の苦味とエグみがそこに絡みます。
何だか日本酒っぽくないですねー……何らかの甘い酒……何だろう?
昔どこかで飲んだリキュールっぽさもあるような……
……しかし何にせよアリです!
と、気づけば瓶の中で、にごり部分が浮かび上がってきました。
結構炭酸が強いですねー
混ぜて。
む、甘味がメインなのは変わりませんが、アルコール感が若干落ち着き、旨味と酸味が増加。
にごり由来の風味や香りなども色々増え、それでいて全体のバランスも良い感じです。
うん、良いですね……
何と言うか……スイーツ感覚?
コロンと丸っこいハッキリとした甘味が、独特の味わいをもたらしています。
これが和三盆……味わいの調整のためではなく、目的意識を持って加えられた糖類はこうも存在感が違うのか……
飲みやすいのでクイッとイケます!
食べ物とは甘味が干渉。
お、甘い物には若干合うな……
ただ、単独で飲んだ方が良さそうです。
データ――
原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール、糖類
酒精度 16度
製造年月 不明
(株)せんきん
2012年12月21日追記――
香りは若干控えめに。
酸味と旨味が若干増加。
ただ全体の印象は変わらず。
甘味メインでグイグイイケます。
2012年12月22日追記――
米の香りが若干増加。
アルコールの風味と酸味が若干増え、甘味の質が若干しっとりと。
まだまだ悪くないですが、わずかに重量感が出てきました。
2012年12月24日追記――
アルコールの香りが増え、しっとりとした香りが強く。
甘味とアルコールの風味が増加し、後口にはエグみが若干。
甘味が若干尖り、少々バランスも悪く……
2012年12月26日追記――
エステル香がわずかに。
甘味、アルコールの風味、苦味が増加。
口当たりには引っ掛かる感触も。
開栓後は早めに――出来たら二日以内に、炭酸のある内にスパッと飲みきりましょう!

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