第36回目。
これまで感想を書いた酒の中で、最も一般的な酒だと思われます。
ほぼいつでもどこででも買えて、極端に品質も変わらない、そして一缶200mlと1回で簡単に飲みきれる量――多少人を選ぶ酒質ではありますが、この酒は私の基準酒の一つだったりします(笑)
もっと旨い酒は世の中にたくさんありますが、あまり良い酒を基準にすると、他の酒を素直に楽しめませんからねー
それに四合瓶や一升瓶だと開栓後にどんどん劣化してしまうので、一度に大量に飲めない私にとって基準酒としては荷が重いと言うか……まあ結局は人それぞれなんですけども。
以下の感想はこの酒が私の基準酒になる前の物となります。本文をどうぞ~
(記述日:2008年06月08日)
企画「スタンダードな日本酒を飲んでみよう」改め「定番酒を飲もう」も今回で4回目です。
さて、本日のお酒は新潟県のこちら~
「菊水ふなぐち 一番しぼり生原酒 本醸造」
コンビニやスーパーによく置かれている銘柄ですね。
この黄色い缶を見たことのある方も結構いらっしゃるのではないでしょうか。
酒の甘い香り……それほど特徴的ではありませんが、嫌みさの無い香りです。
む……甘味が強い。
これは独特の甘味ですね……何と言うか口全体に炸裂するような甘味?
口に含んだ時の甘さと、舌の上に広がる甘さが別物な感じでしょうか。
そして甘味と共に訪れる米の旨味――うーん、濃厚!
甘味と旨味が引くと、軽めの酸味、そして少々舌の上に苦味が残ります。
お……食べ物の邪魔をしない?何にでも無難に合わせられる気がします。
これは携帯性に優れた缶入り酒の用途に見事にマッチしていますね。
旅行などのお供に駅弁とこの酒の組み合わせも良いでしょう……飲んだくれ万歳!
そう考えると紫外線遮断に優れたアルミ缶はカップ入りの酒よりも優れているような気がしてきました……
うん、これはなかなか良い酒です。気に入りました。
安酒と侮っちゃいけません!(2011年09月26日追記:確かに全く安酒ではないです)
データ――
原材料名 米、米こうじ、醸造アルコール
アルコール分 19度
精米歩合 70%
日本酒度 -2
製造日 08.03.11
菊水酒造(株)

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