第525回目。
「醸し人九平次 純米吟醸うすにごり 五百万石 (23BY)」――愛知県の酒です。
なんだかんだで毎年飲んでいる酒なのですが(
昨年、
一昨年)、今回の物から純米規格に変更になりました。
で、深く考えずに数人でスパッと空けてしまったところ、酒質が結構大きく変わっておりまして……
今にして思えば開栓後の変化を見なかったことを少々後悔しております……多分この酒質なら開栓二日目にはもっと柔らかく「開いて」いた可能性があったかな、と。
23BYをまた買うかどうかは分からないのですが、次に買う場合はしっかりと変化も見ていこうと思います。
しかし、近頃は酸を表に出す酒がかなり増えてきた気がします。(後は低アルコールの微発泡清酒も)
濃い甘い酒質もまだまだ流行っていますが、少しずつ人々の嗜好も変化を向かえてきているのかもしれませんね~
では本文をどうぞ!
――
昨年の吟醸に比べるとだいぶ穏やかな香りに感じますねー
米の香りも表に出てきたような?
おお……味わい的にも酸が前面に出て、甘味もだいぶ控えめになり、結構派手さのあった昨年の物とは大きく変わった印象です。
ううむ、この味わいも良い感じですが、あの「わかりやすさ」を捨ててしまったのは少々勿体無い気もします。
ただこの炭酸の爽やかさは良いですね~
ジューシー!
混ぜて――
甘味と旨味が若干増して穏やかな印象が強く。
そして果実感が若干出現。
この香りは……マンゴー?
ただ派手という訳ではなく穏やかで飲みやすい感じです。
グイグイいけます!
食べ物との相性も、昨年の物と比較して甘味や香りが減ったため、だいぶ上向きました。
うん、食中酒としても悪くないかも。
印象はかなり変わりましたが、これもまたアリですね!
でもやっぱり以前の路線を捨ててしまったのはちょっと勿体ないなぁ……
データ――
原材料名 米、米こうじ
精米歩合 55%
アルコール分 16度
製造年月 23.12.
(株)萬乗醸造

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