第642回目。
「義侠 五百万石 純米原酒60% 生酒 滓がらみ」――愛知県の酒です。
義侠では初めて飲む生酒(しかも新酒)になります! (前回飲んだ火入れの物の感想は
こちら)
しかし良い酒を造る会社は、火入れも生も関係ないと言うことを今回改めて思い知り――
……とまあ、細かい内容は本文中に譲るとしましてまして、本文をどうぞ!
(飲み始め:2012年12月06日)
おお!若々しい香りですね~
甘い香り――若干サクランボ?
柔らかい!
口当たりはトロッと滑らか。
香りからもっと若い雰囲気を想像していたら、良い意味で裏切られました!
穏やかな旨味と若干の甘味がスルスル、トロリと口の隅々までを満たし、やはり穏やかな酸味が全体を適度に引き締めつつ、ジワリと口内を撫でていきます。
あー、旨いですねー、スルスルといくらでも飲めそうです。
……実は火入れの酒が旨いので、わざわざ生酒を飲む必要はないかな、などと思っていたのですが……すみません、完全に私の認識不足でした……
良い酒です……やはりもう少し柔軟に物事を考えなければなりませんね……
食べ物との相性も良し。
幅広く合わせられます。
データ――
原材料名 米、米こうじ
原料米 富山県なんと農業協同組合産五百万石100%
精米歩合 60%
アルコール分 16度以上17度未満
製造年月 H24.11
山忠本家酒造(株)
2012年12月07日追記――
香りは若干柔らかく。
穏やかで良い香りです。
アルコールの風味が少しだけ増え、口当たりは若干スッキリ、わずかにキリッと。
そして旨味や渋味など、全体的に若干味が増えた印象。
ただやはり良い味わいです。
2012年12月08日追記――
若干丸い香りに。
キリッとした感じが若干強く。
前回の変化がそのまま少し進んだ感じです。
2012年12月10日追記――
甘い香りが若干増加。
酸味と渋味、苦味が若干増え、やはりわずかにキリッとした方向に進んだ印象。
味が増えて、少しだけ雑多な感じも出てきました。
2012年12月12日追記――
香りは余り変わらず。
前回の変化が進んだ印象。
全体的に雑味が増え、クセも強く。
ただ味わいの骨格がしっかりとしているので、バランスはまだ悪くない感じかも。
個人的にはまだまだアリですね……
開栓後は……余り急いで飲まなくても平気ですが、変化を追うためにわざわざ残す必要はない、って感じでしょうか?

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純米
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